友人が信じていた血液型占い
私の友人は占いやパワーストーンなど、精神的なものを商品にしたものが好きである。また、付き合ってきた人もお坊さんだとか、心が豊かになりそうなありがたい話をしてくれる人とばかりつきあっている大学時代も、洋服や化粧品などが載っているファッション誌を読んでいたら、その巻末にある占いをいつもチェックしていた。私自身も占いのページは好きで、必ず読んでおり、楽しんでいた。何でも信じるというわけではなく、自分にとって都合のいいことは信じ、都合の悪いことは見なかったふりをしている。それで、特に支障があるわけでもないし、悪いことが書かれていたら、忘れてしまった方が気分もいいからである。友人は何でも信じる方で、ラッキーカラーなどが載っていれば、その月はその色にこだわり、何でも言う通りにしていた。そして、様々な職業についたあと、もう一所懸命働くのは疲れたと、心も体もゆったりと仕事ができそうとパワーストーンの店にまでアルバイトで行きはじめたのであった。しかしながら、あるとき、非常にショッキングなできごとがあった。それは、その友人が血液検査に行ったときのことで、A型だと思い込んでいあ血液型が、実はO型だったということであった。長年、血液型占いのところでは、A型のところばかり読んできたのに、この25年ほどの信心を返してほしいとのことだった。それを聞いてから、占いというものはやはり心の持ちようなのだと思ったのであった。